アナライズシートとは

筆者が独自に開発したアナライズシートとは、過去の同クラス、同競馬場、同距離の過去の前後半3Fラップを分析して、どのようなペースで流れてどのような上がりの馬がどの脚質で馬券内に入線したかを簡単に見分けることができるシートです。
アナライズシートを見ると、レースでどの脚質を狙うのか?人気馬は信頼出来るのか?出来ないのかが一目瞭然になっています。
基本はペースが速くなれば差し馬有利。遅くなれば先行馬が有利が定石。これを各馬のテンの速さ、枠順、各馬の並び、コース形態、馬場を考慮し独自の展開予想をして、勝ち馬はどのポジションに位置するのがベストかを炙り出す予想法になっています。各馬の馬柱やレースを見て、馬場を考慮したテンの秒数を全馬算出します。
そして、過去の同コース、同クラスのレースを分析して上がり何位の馬が上位に来ているかを見ます。

それでは詳しく説明していきましょう。

A,クラス平均前半3F(ハロン)

左上のレース名の下には、そのクラスの平均前半3Fを過去から導いています。スプリンターズSはG1なので、過去6年の中山でのスプリンターズSの前半3Fの平均を推測して書いています。 馬場状態も計算して重の芝なら時計が掛かることも考慮して算出しています。
もちろんクラスが上がるにつれて厳しい流れになり、クラスとメンバーが変わればガラッと違うレースになります。このレースは平均ペースが33.2となっていますので、2021年に予想する際は33.2秒で逃げ馬が通過すれば平均ペースとなります。中山1200mは3角まで下り坂なので必然的に前半は速くなります。

B,レース前後半ラップと1〜4着馬の上がり順位

B部分は例で言うと、2018年 前半33.0/後半35.3の稍重馬場。1着馬は上がり3位、2着馬は上がり9位、3着馬は上がり8位、4着馬は上がり2位を簡潔に表示。◯数字は上がり順位を表しています。
勝ち馬のファインニードルは4角8番手で通過して上がり3位の脚を使って優勝しています。
驚くべきは13人気3着のラインスピリット。内枠を活かして、上がり8位の脚でも3着に突っ込んでこれるレースだということです。 2016年のソルヴェイグもそうです。
過去6年のレースを見ると、規格外のグランアレグリアやレッドファルクスを除けば、上がり1位の脚を持っていてもこのレースでは届かない可能性があるという事象が浮かんできます。
穴を狙うなら内枠をべったり廻ってくるのが有利だということもわかります。

C,このレースのポイントを簡単にまとめている

クラス平均3Fや馬券内馬の上がり順位、4角の位置取り、脚質などを総合的に分析して、このレースではどの位置でどんな脚を使う馬が軸馬に向いているかを簡潔にコメントしています。
もちろんクラスや競馬場によって狙うポイントは変わりますので、私は上がり1位の馬しか買わないという方はこのシートを見て参考にして下さい。上がり6位や7位でも頭までくる事例がたくさんあります。

ここまでがアナライズシートの役目です。闇雲に馬券を買っても運でしか当たりません。ほぼ外れます。シートを見て軸馬候補を導き出していきましょう。
これを参考に皆さんで笑顔になれる競馬ライフを楽しんでいきましょう!

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